家庭教師のバイト、最も高額な時給をゲットするには
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学生時代、時給の高い仕事として誰もが憧れるのが「家庭教師」である。
単に時給が高いだけのバイトは他にもある。
例えば、「モーホービデオのモデル」といった飛び道具系のバイトだって金にはなるだろう。
しかし、その手のバイトは金と引き替えに失うものも大きいわけである。
一方、家庭教師にそんな心配はない。
3Kと反対の特性、
「キツくない(座って勉強を教えるだけだからラクチンだ)」
「キタナくない(家庭教師に行って汚れるヤツというのはいない)」
「危険じゃない(カテキョー先で怪我をしたという話は聞かない)」
を誇りながらゼ二になるアルバイト、家庭教師。
その世界で成功者となるにはどうしたらいいのか、学生のみならず、プロ家庭教師を志す人も必読である。
時給一万五千円もあった
まず、皆さんが一番興味のあるところ、どの程度ゼ二になるのかという話からである。
私のデキる友人は学生時代に家庭教師のアルバイトをしていた。
その時の時給が6375円(半端なのは月給制だったからだ)とか1万円。
社会人になってから請け負った仕事には1万5000円というものもあった。
一言で時給1万円というが、冷静に考えると大した金額である。
サラリーマンで言ったら上場企業の部長クラスに相当するだろう。
ソープ嬢よりは落ちるが、ヘルス嬢よりは時給の高い世界だ。
ま、実際にはひとりでそう何件も掛け持ちできるものではないし、保証もなにもないフリー商売のつらさはあるのだが、それにしても割のいい仕事であることはお分かりいただけると思う。
しかし、である。
誰もがそんなに高い時給をモノにできるのかというと、もちろんそんなことはない。
普通の学生家庭教師は、せいぜい2000円から3000円というところで仕事をしている。
つまり、自分を高く売る工夫が必要になるのだ。
家庭教師の形態
まずはにいくつかの種類があることを知ってもらおう。
1.業者の派遣する職業家庭教師
一般にはこれを「プロ家庭教師」という)
2.業者の派遣する学生家庭教師
3.自ら生徒募集をする学生家庭教師
フリーの職業家庭教師というのも、数は少ないがいることはいる
4.縁故などのツテでくる学生家庭教師
まず1と2だが、家庭教師派遣業者の存在は皆さん御存知だろうか。
各種受験情報誌を見れば、必ず広告が載っているはずである。
まず家庭教師になりたい人間が業者に登録し(職業教師の場合は社員の場合もある)、業者は依頼してきた家庭にその家庭教師を斡旋する。
家庭の支払った授業料のうち一部を業者が取り、ピンハネされた残りが家庭教師本人にわたるわけである。
業者には職業教師専門のもの、学生教師専門のもの、両者をともに扱っているものがある。
もちろん職業教師の方が「格上」とされ、それ専門の業者は
「うちは学生は使ってません」
というようにアピールしてみせることが多い。
逆に学生専門の業者は
「東大・早慶のみ!」
というようにブランドで勝負する傾向があるようだ。
3で一番分かりやすいのは、銀行の掲示板などに学生自らが
「家庭教師やります」
のビラを貼ったりしているやつである。
まれに、大学の学生課などがバイト先の斡旋をしてくれることもある。
最近はリストラ流行の御時世からか社会人でこの方法をとっている人もいるようだ。
また、最近では学生の自主運営による家庭教師サークルというのもある。
しかしこれは教師個人個人の能力で時給が上がるという性質のものではなく、単に2に類似するものだ。
腕に自信のある方なら、ツテを辿ったりインターネットを利用したりしつつ、個人営業の道を模索した方がよいだろう。
そして4と3とのボーダーラインは曖昧だが、一番原始的なのは「親戚のなんとかちゃんに家庭教師頼んだわ」といった形態である。
一般にここからグレート時給に発展するケースは希なのだが、血縁の枠を越えて紹介が紹介を呼ぶようになると、意外な高値をつけたりもする。
さて、この4パターンのうち、最も収入面で期待できないのが2である。
学生の場合、その能力を吟味してうんぬんというようなことはあまりしてもらえず、単純に学歴で時給が決定されてしまう場合が多い。
個々の能力を把握して、力のある人間には積極的なマネージメントを施す、なんて業者はいないのである。
しかも、業者を通しているということは当然そこにピンハネが存在する。
その結果、(中学受験の場合)東大や早慶の学生でもいいところ3000円位の時給しかもらえない。
特にセールスポイントのない学生はこの境遇に甘んじるしかないわけだが、ここでちょっぴりなら時給を上げる裏技がある。
「業者飛ばし」をするのである。
例えば家庭が業者に払う授業料が5000円、業者が学生家庭教師に払う時給が3000円だったとする。
ここで家庭と家庭教師が結託し、双方とも業者を脱会するとともに時給4000円で契約してしまうのだ。
もちろん業者もこの裏技は警戒しており、契約書にはこれを禁じる文面が盛り込まれていることが多い。
しかし、それでも取り締まりきれないのが現実だ。
学生の場合、その年限りで後は野となれ山となれ、という面もあるし、この技を使う者は後を絶たない。
2がダメとなると残りは1、3、4だが、これらは能力と要領によって自分の評価額が変わる世界であり、そのための手段がいくつかある。
順を追って説明しよう。
まず大原則として、補習よりは受験をフィールドにするということである。
業者に登録している職業家庭教師の場合は自由に選べないだろうが、自分で専門範囲を決められるのなら、受験指導ということが大前提になる。
確かに補習(塾カリキュラムの補習ではなく、学校の勉強に対する補習)は受験指導に比べて内容面でのレベルが低く、「教える側の学力」も問われなくて済む。
しかし、受験絡みの方が親はゼ二を支払うモチベーションが圧倒的に高いのである。
その上、学校の勉強に対して補習が必要な子供というのは学習態度か能力のいずれかに問題を抱えていることが多く、教える側の苦労もそれなりのものとなってしまう。
どうせ苦労するなら受験指導で苦労し、より多くのゼ二をもらった方がいいではないか。
受験指導をするということで、次なる原則は
「自分の学歴のうち、最も誇れるポイントを考える」
ということだ。
例えば田舎の高校で頑張って勉強し東大に入った苦学生、これが中学受験を指導するといってもあまり高い評価につながらない。
中学受験のノウハウを持っていないのだから当然である。
逆に、国公立大受験(私大は暗記勝負なので東大生とは相性がよくない)指導ということなら能力も発揮できるし、自分を高く売ることもできるはずだ。
一方、
「四谷やSAPIXでいい成績を取って麻布に入ったがそこで遊び呆けてしまい、大学は一浪して一橋に入りました、
こういうタイプの場合はわざわざ大学受験生を教えるのではなく、小学校時代の成績をちらつかせながら中学受験指導にあたった方が稼げるわけである。
学生家庭教師の肩書きというと在籍の大学名が強調されがちだが(そしてそれは確かに時給に影響するのだが)、専門分野も実は大切なポイントなのである。
というのも、親が欲しがっているのは学習指導そのものより、受験のノウハウだからだ。
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