スキー場のバイト・仕事内容
本書は、誰でもが気軽にスタートできる簡単な副業から、段階的に本格的なビジネスに発展させることができる副業までを広く網羅しつつ、副業と呼べるにふさわしい収入を得たいと強く希望している人に、具体的な副業の始め方を説明する実践的なガイドブックです。
第1章 インターネットで広がる副業のチャンス―初めての人でも簡単にできるものから独立開業を狙えるものまで/第2章 あなたに向いているネット副業は?―副業を選ぶポイントで相性をチェックしてみよう/第3章 空いている時間を使って気軽に小遣い稼ぎ―コツコツ稼ぐアンケートもいいけど一攫千金の懸賞も魅力/第4章 ショップオーナーになったつもりで商品販売―オークションを使ったフリマから本格的なネットショップまで/第5章 自分の特技を活かして在宅ワーク―ネットで仕事を受注するフリーランサー/第6章 ネットで「有名人」になって広告・紹介料収入―ホームページやブログ、メールマガジンで自分をアピール/第7章 ネットで集めた情報を駆使して資金運用―資金を運用して儲けたい人は株式取引に挑戦
働きながらスキー三昧、おまけに女のコは食い放題……
とか、スキー場のバイト体験したヤツの口からは、よくこんな美味そーな話を聞かされるけど。
ホントにそうなのか?
「こんなハズじゃなかったのに〜!」
と、ムカついてる者だって、少なからずいると思うのだが。
なんせ一言ででスキー場のバイトといっても、上はスキーのインストラクターから下はゲレ食の皿洗いまで職種は様々。
また、スキー場によっても、状況はかなり違ってくるんでないか? てなわけで、そこんとこを解説してみよう。
バイト情報誌を見てからじゃ遅い
まずはその基本編。
スキー場のバイトはどうやってみつけるか?
これはアルバイト情報誌などを見れば10〜11月の時期、かなりの数のスキー場バイトの募集が掲載されている。
しかし、これも世の常、
より良い条件のバイトを求める連中は、前年の冬から活動を開始してたりする。
たとえば、白馬をホームゲレンデにしている大学生時代の後輩の場合、
「その年は3回くらい、八方や五竜に滑りに行きました。
泊まりの時によく通った居酒屋があるんですけど、マスターも口うるさくなさそうだし居心地よさそうだったので、
来年バイト雇うんなら僕も使ってください、って、立候補したんですよ」
また、ニセコの土産品店でアルバイトしたY君の場合は、
「友達の紹介で夏に一度バイトした店なんです。
この時に、冬も働かせてもらうようお願いしといたんです。
ここの店では、求人誌でバイトを募集してないです。口コミや紹介ですぐに集まってきますからね。
とくに冬の季節はバイトの応募者も多いから、早い時期から申し込んでおかないと……」。
一般のバイト募集がはじまる何カ月も前から、水面下では、アルバイト志願者のさかんな売り込み活動が展開されている。
条件のよいバイト先はとくにアルバイト情報誌などで募集しなくても、口コミで人は集まってくる。
前年に下見、これはと思う仕事先がみつかったら、誰よりも早く行動してコネをつくっておくべし。
また、待遇面についてもちょっと触れておくと、スキー場では都会のアルバイトに比べると給与は低い。
時間給の平均相場は600〜700円、1日フルに働いて5000〜6000円といったところ。
多くの場合は食事と宿泊施設は無料。
ただ、なかには食事代や宿泊費を給料から天引きなんてセコイとこもあるので、そこんとこちゃんと確認しておく必要がある。
細かいことをいえば、食事も朝夕2食付きか、あるいは、昼食も付いてるのかで滞在中の必要経費も大きく遣ってくる。
宿泊施設のグレードや食事の内容もバイト先によって雲泥の差がある。
ほかにも、スキー場までの往復交通費を支給してくれるかどうか、リフト無料券とか優待券が貰えるか、等々。
スキー場バイトの善し悪しは、給与以外のこういったもろもろの条件を考えてから判断する必要がある。
さて、ひと言でスキー場のバイトとはいっても、スキー場のリフト係やパトロール、スキーインストラクター、周辺のホテルや旅館、土産品店、レストラン、等々。
職種は様々である。
「スキーをたっぷり楽しみたい」
「女のコと友達になりたい」
「とにかく銭を稼ぎたい」
と、それぞれの目的にあわせて慎重に職種選びをする必要がある。
まずは、スキー場バイトの花形であるインストラクター。
つまり、スキー学校の先生。
教官とドジでノロマな亀な教え子が恋に落ちて……なんてのは、TV『スチュワーデス物語』の時代から、恋の定番シチュエーション。
女のコをゲットするなら、この仕事がいちばんだろうなぁ。
オマケに仕事柄、リフト券も支給されるし。
しかも冬だけの季節商売なだけにインストラクターはバイトがほとんど。
ただ、スキーにしてもスノーボードにしても、正規のスキー学校ともなれば、SIJやSAJ公認の「一級」とか「インストラクター」とか、それなりのライセンスが必要。
そこそこ上手に滑れる程度ではダメ、やっぱ2〜3シーズンはスキー学校に通って徹底的に滑りを特訓する必要がある。
スキー学校に何シーズンか通ううちに、主催者や先輩インストラクターと親しくなり
「来シーズンからうちで働かないか?」と誘われるパターンも多いとか。
ま、この職にありつくには、かなりの長期戦略になるだろう。
しかし、もっとお手軽に女のコと一緒に滑れる仕事もある。
たとえば、ペンションでアルバイトしてたという人による話では、
「スキンシップが売りモノっすから、客の女のコとも仲良くなれますよ。
なんせ、夜もひとつ屋根の下、一緒にいる時間も長いですからね。
それにペンションの仕事ってのは、昼間はけっこう自由時間も多いんですよ。
朝食の片づけやチェックアウトした部屋の掃除をさっさと済ませれば10時過ぎにはゲレンデへ。
あとは、チェックインのちょっと前、3時くらいまでずっと滑っていられます。
当然のなりゆきで、客の女のコとゲレンデで待ち合わせして一緒に滑りますね」
昼はスキー&スノボのコーチ、夜はレクリエーション・ルームでホストといった感じ?
なにしろ小さな宿泊施設、ひとつ屋根の下に四六時中一緒にいるワケだから、客とバイト君のカップルはできやすいのだとか。
また、ナンパ目的なら居酒屋のアルバイトも美味しい。
「女のコだけのグループって、けっこう多いんですよ。
客同士だと、警戒してナンパも難しいかも知れないけど、バイトの男子ならわりと話しやすいみたいですね。
明日一緒に滑ろうか?と言えば、けっこうOKしてくれますよ」
二セコの居酒屋でバイトする大学生の話だ。
彼の仕事時間は夜の6〜12時、昼間の時間はなんの仕事もないので、フツーのスキー客と同様に滑りまくることができる。
ナンパには興味なし、ひたすら滑りまくりたいって人なら、スキー場直営施設がネライ目。
スキー場直営ホテル、駐車場係、レンタルスキー・ショップ、ゲレンデ整備にリフト係など職種はいっぱいある。
ここではリフト券を支給してくれたり、また、リフト係と顔パスになったりと、タダでリフト使い放題のメリットにありつけることが多い。
逆にこのメリットのないとこなら、スキー場直営施設で働く魅力も半減するってこと。
「仕事はゲレンデ駐車場の案内係。
リフト券を支給されたわけじゃないんだけど、スキー場のユニフォーム着ていればリフトは顔パス。
ゲレンデに隣接した職場だから、仕事の合間に1時間くらい交代で滑りに行ったりしてましたよ」
学生時代にスキー場バイトを経験した方の話。
ゲレンデとの距離の近さもスキー場直営バイトの魅力。
休憩時間以外にも、ちょっと時間が空けば滑りに行けるチャンスはある。
また、経営規模の大きいスキー場では、バイトや従業員のために、専用の宿泊施設が完備してある場合も多い。
彼の場合も、スキー場滞在中は、2人一部屋でベッドなどが完備された社員寮の一室をあてがわれたという。
中小企業の土産品店や居酒屋では空き部屋にバイトが4〜5人でスシ詰めなんて場合もあるから、この差は大きい。
ちなみに、ニセコの土産品店でバイトした人の話によれば、
「働くのも寝るのも、何カ月も一緒に生活するわけだから、けっこう人間関係は大変ですよ。
何人も同じ部屋にいると、中には気のあわないヤツもいるし。
同室の仲間とのケンカが原因でやめた者もいます」。
面倒臭い人間関係とか、劣悪な宿泊事情が平気ならいいのだが……。
それが無理と思う人は、バイト先の宿泊環境もチェックしておく必要がある。
しかし、プライバシーが完全に守られる環境をあてがってくれるバイト先は稀。
ある程度の覚悟は必要だ。
最後に、スキー場個々の性格を考慮してバイト先を選ぶというのも忘れてはならない。
たとえば、野沢といえば、スキーヤーにとっては人気の高いスキー場ではあるが、スノーボード全面滑走禁止。
スキーをやるのか、それともスノーボードをやるのかで、その価値はぜんぜん違ってくる。
また、ナンパ目的でバイトするのに、カップルが多い苗場スキー場では難易度が高すぎる。
さらに、昔ほどではないにしろ、白馬の場合も、滑り派のスキーヤーは八方尾根、大学スキー部の合宿は岩岳、初心者の女のコグループが多いのが栂池と、スキー場の性格の遣いは鮮明。
スキーの腕もなく、ナンパ目的で八方尾根でバイトしても、やっぱツライだろうなぁ。
スキー場での男の価値は、スキーやスノボの腕前が最重視されるだけに。
そこんとこをよーく考えて、スキー場を選考することだ。
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