アルバイトってクビになることがあるの?
日本型の雇用の特徴であった終身雇用制が崩壊した今、人生の中で退職や転職、失業生活を経験することも珍しいことではなくなってきています。
本書は、こういった人生の節目に関して、損をしない知識を身につけていただこうという目的で執筆。
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バイトだからってそう簡単にクビになったんじゃ、たまったもんじゃない。
バイトも正社員と同じ労働者なんだからね。労働者をクビにするには、かなり正当な理由がないとだめなんだよ。
じゃ、クビに出来る正当な理由とはどんなものか。それは、
1.長期で無断欠勤をした時
2.能力的に業務遂行が困難な時
3、会社の信用を著しく傷つけた時、
4.経営不振による人員整理等
である。
最初の三つはまあしょうがないとしても、では、4の経営不振ならバイトがクビになっても仕方ないか?
いやいや、そんな簡単にはいかない。
人員整理をしなければ絶対倒産するとか、新規採用中止したり、残業も廃止したりといった経営努力をすべて失くしたとか、労働者側と十分に話し合いをしたとかじゃないと、いわゆる整理解雇は、出来ないのだ。
さらに、「クビを切るならまずバイト」という考え方も許されない。
会社との結びつきの度合いは、正社員とかバイトとかという肩書きでは、必ずしも図れないのだ。
当然解雇の際の人選基準は、「バイトだから」という以外の明確なものがなくちゃだめ。
他にも、「女だから」とか、「社内恋愛が発覚したから」て言うのも、(例え不倫でも)だめだし、
労働基準監督署に職場でのトラブルを告げ口した理由でクビってのも行けない(それこそまた告げ口してやれ)。
「でも、もうすぐバイトの契約期間が切れるから、そうなったらそれっきりだよね」
という人も、もし、半年ごととか1年ごとの契約を何度も更新しているなら、のぞみあり。
不定期契約と同じとみなされ、例え期間満了を理由に会社が君を回顧しようとしても、正当な理由なくして、クビ(更新拒否)には出来ないから安心してくれたまえ。
それでも、もし君自身が
「もうやってらんねえ、こっちからやめてやるぜ」
と思っても、早まってはいけない。
仮に会社が君を解雇するにしても、30日前に予告しなくてはいけないんだ。
つまり、解雇通告から少なくとも30日間、君はその職場で働ける。
さもなければ、30日分以上の平均賃金を受け取る権利があるのだ。
これを解雇予告手当という。このどちらかの権利を行使すれば、次の転職先を探す余裕が出来るってもんだ。
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