交通量調査のバイト・時給・仕事内容
こんな時代だからこそ、頼れるのは自分だけ。“安定”は副業で手に入れる!技術、知識、体力、時間、やる気のどれかひとつがあればOK。
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路上の片隅にイスを置いて座り、ただひたすら目の前を通る車の数をカウンターで数えるだけの、単純作業=交通量調査。
拘束時間の基本は12時間だが、2〜3人のローテーション制で1つの場所を受け持つため、実際に働く時間は6〜8時間。
労働は、全く肉体を酷使するものでないし、バイト代も作業終了後、ほとんどがその場で貰える。
わざわざ事務所まで給料を、取りに行く必要がないのもうれしい。
たいがいの調査は、時給が1000円以上。
実際に働く労働時間がいくら短くても、拘束時間分の時給をキッチリと貰えるので、実労に換算したら時給2000円前後になる。
そのためか、このバイトはいまだ根強い人気を誇っていて、電話がつながっても、すでに締め切られてたなんてことが多い。
アルバイト情報誌を発売日の朝イチで見た者が、受付け時間の開始前から、ダイヤルを回してる、といった通説もあるほどだ。
それにしても、一体何のために道行く車の数を数えるのだろう?
しかも、楽な作業にもかかわらず、割のいい時給。
世の中、あいかわらず不景気が続いているというのに、これ程のお金を出す企業は一体どこか?
様々な調査・マーケティングからイベント等への人材派遣など、幅広い実績を持つ「エスビー研」調査部代表の話によると、
「(交通量調査の)目的はいくつかあって、車の排気ガスによる環境調査や信号の時間調整などがそうですね。
道路のへり具合もそう。交通の量から、それらの数値を導き出します。
あるいは、バイパスを造る際の下調べとしても行ないますよ。
渋滞時に、まさか工事はできませんからね」
どこから、調査は依頼されるのか?
「直接は、大手コンサルタントからなんですが、おおもとは、官公庁からの依頼です。
ウチが調査した基礎資料をもとに、大手コンサルタントがそれを分析。
その結果が、官公庁へと手渡され、そこから事業が始まるんですね」
調査場所は、車通りの激しい都内の交差点だったり、地方の山に囲まれた村の路上だったりといろいろ。
募集要項の勤務地欄を見て、都心部以外の場所なら、まず県名が記されていても町外れの国道だと思えばいい。
ただ、実際に調査地点に行ってみないと、具体的にどんなところかは分からない。
しかしたとえどんな所であれ言えるのは、都心よりも地方の方が車通りも少なく、作業としてはラク、ということだ。
時給の条件がいいせいか、なかなかバイトに入ることができない人が多い。
「募集をかけたときのアクセス量は、毎回100人くらいでしょうか。
1年間で交通量調査を行なう月は、5月・10月・11月に集中するんですね。
というのも、春と秋が年間で一番車の動きが安定している時期だからなんです。
例えば8月などは、お盆の前後で極端に数値が遣ってくる。
分析するほうとしては、平均値を知りたいわけですから。
あと、2月の調査も多いですね。こちらは後期の年度末だから。
つまり、予算消費のためです。
大規模なものだと、1日の調査の人件費だけで1000万くらいかかりますからね。
だから、どうしてもバイトしてみたいという方は、いま言った月に発売されるバイト情報誌を、こまめにチェックしてみて下さい」
5年に一度、全国規模の大調査
実際に入ってみれば気づくが、同じ場所にずっと座り続けるため、直射日光を受ける夏場は暑く、冬場は当然のことながらかなり冷え込む。
調査中、体を動かす部分は指先だけなので、秋口でさえ日が沈む辺りには、体が凍えはじめる。
夏はペットボトルなどの水分、秋・冬は靴下を2足はいたり厚着するなどの、防寒の準備が必要だ。
学生・フリーターがこのバイトの中心となっている。
「メインはそうですが、その他にもいろいろな人がいます。
サラリーマンやリストラされた中年の方、自称ミュージシャンから作家の卵(笑)。
このバイトだけで、生計をたててる人もいるくらいです。
原則的に誰がダメというのはないですよ。
年配の方でも、体力的に大丈夫なら調査に入ってもらいます。
ただ、なにもなさそうな山沿い地点の調査の場合、近くにトイレがなかったりすることがある。
あと、都心での深夜調査。
防犯上の問題もあり、こういうケースのときは、女性を採用しにくいです」
基本的な調査内容は、1時間か30分ごとに、車を大型車・小型車に分類しバイク等も含めて、その通った数を算出するもの。
膝の上に3〜4つのカウンターを置き、カチカチカチとカウンターのバネの書を鳴らしていく作業だ。
はじめのうちは慎重に調査していても、時間が経つにつれ飽きてくる。
ひたすら道路をながめ続けるだけだから、時間の過ぎ方も遅いし。
「(調査に対する姿勢は)結果を見ればすぐに分かりますね。
毎回調査を行なってる地点だと、何十年といった過去のデータがあるので、それと比べればメイクしてるのがすぐバレる。
初めて調査する地点のときは、あらかじめウチの社員が行ってある程度の見積もりを出してますし。
近くで工事をしているなどの説明がつかないおかしな数値の場合、こちらから調査員に連絡して事情を伺ってます」
話によれば、社員が車で定期的に調査地点を巡回し、サボってないかみているとのこと。
6時間にも及ぶ長丁場なので、絶対に完壁なものを、、と力む必要もないが、サボりにくいことだけは確かだ。
ちなみに休憩時間は何をやってもよし。
4〜6時間と長いので、娯楽施設がなさそうなところに限らず、携帯ゲームあるいは本の1、2冊は持参しておいたほうがいい。
することがなく、暇なので。
「5年に1度、10月〜11月にかけて全国規模の大掛かりな交通量調査を行なうんですね。
言うなれば、交通量調査のお祭りみたいなもの。
人手が多く必要とされるので、ぜひ協力をお願いします」
10〜11月は、みんなで交通量調査に繰り出そうぜ。
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